ニュース

SAG-AFTRA、Capcomに「就業拒否命令」を発令。『ロックマン Dual Override』の組合契約拒否で、主演声優が降板表明

SAG-AFTRAがCapcomのロックマン新作に対し就業拒否命令を発令。声優ベン・ディスキンがAI保護の不備を理由に降板を表明した。

SAG-AFTRA、Capcomに「就業拒否命令」を発令。『ロックマン Dual Override』の組合契約拒否で、主演声優が降板表明

声優組合SAG-AFTRAは、Capcomの新作『ロックマン Dual Override(Mega Man: Dual Override)』に対して「Do Not Work Order(就業拒否命令)」を発令した。Capcomが組合との契約プロセスを開始しなかったことが理由だ。

声優降板の経緯

『ロックマン11』でロックマンを演じた声優のベン・ディスキン氏は、BlueSkyで経緯を公表している。

ディスキン氏によれば、『Dual Override』への出演オファーはあったものの、「組合契約なしでの出演」が条件だった。Capcom側からは「AIに声を使わないことを書面で保証する」と伝えられたが、ディスキン氏はこれを受け入れられなかったという。

「非組合契約を強制力をもって守らせるには、個人でCapcomのような大企業を相手取って訴訟を起こすしかない。その精神的・経済的な体力は僕にはない」とディスキン氏は語っている。

さらに「低予算の組合契約でも構わないと伝えた。お金の問題ではない」とも明かし、組合契約による保護の重要性を強調した。

SAG-AFTRAとゲーム業界の対立

SAG-AFTRAは16万人の俳優・声優を代表する組合で、2024年7月にAI利用に関する保護を求めてゲーム業界へのストライキを開始。約11か月の活動を経て、2025年6月に正式にストライキを終了した。

しかし組合と大手ゲームパブリッシャーとの交渉は「依然として大きな隔たりがある」状態が続いている。以前には、HoYoverseの『ゼンレスゾーンゼロ』でSAG-AFTRAストライキに参加した声優が静かに交代させられる事例も報告されている。

ロックマンシリーズへの影響

『ロックマン11』はシリーズ史上最高の売上を記録しており、ディスキン氏の演技は高い評価を受けていた。主演声優が降板したまま新作がどのように制作されるのか、ファンの間でも懸念が広がっている。

ソース: GamesIndustry.biz

関連記事